コール ザ ロール

 8/10に発売された「亡国のイージス former part コール ザ ロール」について、ご質問を受けましたので説明いたします。

 価格:3,500円 限定1万部

 まずその形態ですが一般的な書籍とは全く異なっています。W 260×D 95×H 115 程度の透明なプラスチックケースに、小説版<いそかぜ>(はたかぜ型護衛艦にミニイージスシステムを搭載したもの)の模型と小説が入っております。

*実際には模型が破損しないよう、ブリスターで固定された状態で販売されています。

 この本は、小説「亡国のイージス」の事件が起きる数週間前、主要登場人物たちが何を思い、どのように過ごしていたのかを描いた書き下ろし小説で、原稿用紙にして160枚分(6ステイン収録の『断ち切る』が大体160枚です。また、通常の小説だと250枚で薄めの本一冊分となります)。一部、ネタばれ的要素を含みますので、できれば小説、もしくは映画をご覧になってからお読みになることをお勧めします。

 3~0章の全4章からなり、各章ごとに仙石、宮津、行、ジョンヒの4人の視点から描かれています。この4人以外にも田所、菊政、若狭などの<いそかぜ>曹士、衣笠や酒井、渥美、ヨンファなども登場。
 また、小説イージスの外伝的ストーリーである「水平線の光の中、また逢えたら(橋口いくよ氏著)」、「C-blossom-Case729-(霜月かよ子氏画)」ともリンク、世界観を統一する話となっています(上記2冊は読んでいなくとも話は十分わかりますが、知っていればより一層楽しめます)。

 外ケースに合わせて本のサイズも普通の書籍とは異なっています。220×90の縦長ハードカバーで装丁は樋口真嗣氏。本文は二段組みです。

*左から表紙・裏表紙・本文